book
とりあえずプリントしてみてくりくり順番を入れ替えてみるがどうにもしっくりこない。
なんの基準もなく並べようとすると40枚の順列は815915283247897734345611269596115894272000000000だって。
無限ではないけど果てしない。
テーマをもたず選んだ写真だけど何となく起承転結を付けてみる。
なんか狙いが見え透いていて陳腐。
後から作った勝手なストーリーを押し付けてはいけないという声が響く。
ほんだら写真の色味や構図で見開きの構成を組んでみる。
それはそれでまとまり過ぎてつまらない。
行き詰まり。

藁をもつかむ思いでお師匠さんの写真集を開いてみる。
めっちゃいい。見直すとバラエティに富んだ写真がしっかりまとまってる。
何かヒントをと構成に着目してみた。
・インパクトの有る写真を序盤に畳み掛け、導入で強烈に世界を植え付けている。
・強い写真と弱い写真を組み合わせて使う。
・しっかり見せたいものを片面配置、見開きを有効に使いリズムを出している。
なるほど。
そもそもの写真の力が段違いなのでそのまま活かすことは出来ないけど何か見えたものがある。
とりあえず良く見せようという小賢しさを捨てて、何を見せたいのかという気持ちから率直に並べてみる。
そしてもう自分ではわけわかめなので、妻にダミーブックを見せて意見を伺う。
ズバズバダメ出しをしてくれてありがたい。
そしてなんとか並びは決まった。

こっから印刷用のデータを作成する。
InDesignやらIllustratorの体験版を触ってみてわけわかんねえと途方にくれてたらLightroomに「ブック」というモジュールがあることに気がついた。
自由度はそれほどないし使いやすくはないけど直接PDFに書き出せるし、何より後からでも現像いじったのが反映されるのがええわいね。