先日セレクトのコツを師匠に聞いたところ、直感で時間をかけずにフラットに単純にいい写真だと思うものをピックアップしていくことだと。
そしたら取り込み時の一次選考に漏れたのはどうするのと尋ねたら、それはもうほとんど見ることはないそうだ。
まあまあのものはともかく、すごいいい写真は初見でも見逃すことはない。
見逃したとしてもいい写真はいずれ向こうからやってくるんだって。

なんてこった、そんな覚悟でフラグ付けしてないよ。どうしよう。
というわけでこの際だから全部の写真を見直してみることにする。
師匠にわざわざ下手な写真2,000枚も見てもらったんだから、自分で撮った写真50,000枚ぐらい。
そんな無駄なことやめなよといわれると思うが、もう二度と見ない奴らに対する禊として。

とかいって見始めたら、こりゃ苦行。
何だこいつ下手くそだなってイライラ、ムカムカしてくる。

思い出を振り返る分には楽しいのだけど純粋にいい写真を探そうという観点から見ると、砂金を探すような確率で砂鉄の価値しかないものを見つける感覚。
得たものは特に無いけど気持ちはスッキリした。
今後はちゃんと取り込んだ時に見れる写真だけフラグを残すようにする。
振り返る時はそれを見たほうが精神衛生上いいね。
下手な写真をずっと見てると下手になる。きっと。
これをベースに本セレクトに入る。後一ヶ月。まだ方向性は見えない。